イナシデス、結婚について、かく語りき
宝くじを勧めてくる者、ついでに結婚も勧めてくる。
理想の結婚にこだわれば、一生独身。
理想の結婚にこだわれば、一生、夫婦喧嘩。
何ひとつ諦めないでする結婚は、必ず失敗する。
結婚は、何かを諦める言い訳に最適である。
結婚は縛る側に有益。縛られる側に不利益。
離婚を勧める者、悪い人。結婚を勧める者、同罪。
恋人は、たまに会う暇潰しの相手。夫婦は、毎日会う暇潰しの相手。
夫が妻を殴れば悲劇的だが、妻が夫を殴れば喜劇的になる。
自分の結婚生活に満足したかったら、他人の不幸な結婚生活を見て、優越感に浸ることである。
醜い夫婦は、聖者的である。他の夫婦に自信を与えるための、犠牲者だから。
妻の夫に対する励ましは、ただの圧力である。アメで出来たムチである。
夫(妻)が一番の理解者である夫婦、実はそうでもないという現実。
良い結婚は、良い子供を生む。悪い結婚は、良い離婚を生む。
子供の出来ない夫婦は、世間体さえ気にしなければ、得すること少なからず。
女は子供のことを、夫に対する、飛び道具か何かだと思っている。
子供はあらゆる意味で、夫婦の保険である。ただし、大半が掛け金に見合っていない。
子供の教育に、成功例なし。人間そのものが、神の失敗作でしかない。
嫁があちこちで気を使うと、夫があちこちで恥をかくこと、少なからず。
夫の浮気は、妻のせいではない。悪い偶然が、二つ三つ重なっただけである。