イナシデス、知性について、かく語りき
小賢しいのは良くない。しかし、小賢しいのは、知性の登竜門である。
疑うことが知性なのではない。信じ切れないことが知性である。
主観の中に客観成分。客観の中に主観成分。
最悪の状況は、思索するのに最適な状況である。
先のことばかり考えている人、目の前の現実から逃げている人。
他人より十年出遅れたことを気にしている者は、長生きを十年すればいいだけ。
希望をたくさん持てば、気が重くなる。
本物の悩みは、欲求とは別のものである。
人類全てが、愛と良心を持っていると信じたければ、細かい定義をしないことである。
人間は一面だけ見れば、みんな良い人である。だから、全面を見ようとしてはいけない。
素晴らしい人生を送ったと思いながら、死んだ人、自己採点の甘い人。
人間の愚かしさ。低い確率を弾き出しながら、それでもまだ、奇跡を信じている。
失敗しないと、恥かかないと、罪を重ねないと、人間は知的成長しない。
何を言っているのか分からない話は、独りごとであって、わざわざ耳を傾ける必要はない。
神とゼロの発見は、存在してないのに、基準となっている点が似ている。
人間の心は宇宙と似ている。分からないことだらけ。しかし、ある決まった法則の上に動いている。
ちゃんとユートピアは存在している。それぞれの頭の中に。
哲学者を名乗る人。たいがいバカ。
頭の良すぎる人。ある種の知的障害者。
アフォリズム、意外と役に立たない。