イナシデス、美学について、かく語りき
美学とは、他人には分からない、自分の価値観のことである。
自分の美学がある者、他人の批判も嘲笑も恐れたりしない。
自分の美学がない者、他人の言いなり、世間に合わせて生きるだけ。
嘘をつき、嫌われて、反省するようでは、真の嘘つきではない。
ケチなことをし、嫌われて、反省するようでは、真のケチではない。
自尊心を半分にすることは出来る。しかし、更に半分には出来ない。
誰に対しても同じ扱いをすることが、公平と言うなら、私は不公平を支持する。
人を見る目のない人間に、馬鹿にされるのは、本当に光栄である。
世間の批判も、たまに浴びるくらいなら、結構、心地良い。
変化がないのも、罰と同じ。
人並みという自覚のある人、自分を省みない。そのくせ、人並みとは言えない他人を、責めたがる。
与えたがる人、凡人。貰いたがる人、凡人以下。
お気楽に生きる、大変な才能。
あるのに欲しがるな。なくなってから、欲しがれ。
所有しようと思わなければ、失なうこともない。
野心のある人、ない人の倍、あちこちで頭を下げている。
大きな社会的成功を願っている者は、誰の悪口も言わない。
人生は全て、ぶっつけ本番。
二周しても、三周しても、分からない時は、もう一周するしかない。
言い訳がましい文明人であるより、単純な野蛮人でありたい。