ギリシャの哲学者ソーザ・イナシデス名言集

ソーザ・イナシデス(1679生~1731没) 日本で全く無名というだけではなく、祖国ギリシャでも忘れさられた存在。簡潔・明快な短文の名手で、大量の日記と書簡に、多くのアフォリズムを残した。

イナシデス、嘘について、かく語りき


 バレない嘘を、つき続けることが出来る人間は、天才である。


 バレる嘘を、つき続けることが出来る人間は、体力も、精神力もある。


 バレない嘘をついた時こそ、良心と闘うべきである。


 どんな種類の嘘をつく傾向があるかで、その人間の性格が分かる。


 嘘は、別の言い方をすると、知恵である。


 嘘は、人間関係の潤滑油であり、無ければ、歯車(社会)は動かない。


 嘘を、この世から無くそうとするのは、簡単である。取り敢えず、人類を絶滅させればいい。


 父親らしく、母親らしく、生きるということは、子供に、嘘を、つき続けるということである。


 理想主義者とは、自覚のない嘘つきのことである。


 真実を、多数決で、嘘にしてしまうのが、人間という生き物である。


 嘘を見破るのが得意な者は、たいがい、相当の嘘つきである。


 長い話をすれば、誰でも、多少、嘘をつくことになる。


 正直者は、喋らない。しかし、心の中では・・・?


 私が知っている、比較的正直者たちは、たいがい、ただの馬鹿だった。


 嘘が悪行とは限らないし、正直が善行とも限らない。


 日記なんてものは、日付以外、全部、嘘かも知れない。


 その本が、面白ければ面白いほど、その内容は、嘘が多くなる。


 あらゆる名言は、正直者より、嘘つきが考えたものである。


 騙された人間は、被害者であると同時に、その嘘を完成させた、協力者である。


 嘘の責任は、バレようが、バレまいが、必ず、取ることになっている。嘘をついた人間が、気付いていないだけで、自然と、時間をかけて、取らされている。