2018-01-01から1年間の記事一覧
「若い頃は、ケンカが強かった」と自慢したがる老人は、別に、嘘をついている訳ではない。実際、強かったのである。少なくとも、今よりは。 大半のケンカの原因は、まず、そのケンカの大きさと、釣り合わないのが普通である。 まともな人間同士のケンカなら…
人間は、例外なく、罪深い。だから、例外なく、死という罰がある。 罪とは何か?何のための罰か?神さえ、定義することを、忘れているように思える。 人間は、一応、罪と罰の均衡について考えているが、神の方は、さほど、気にしていないように思える。 「こ…
誰かが誰かに、「尊敬しています」と言う時は、たいがい、社交辞令である。 尊敬出来る恋人像など、考える必要はない。好きになってしまえば、それが答えだから。 誰かを尊敬するということは、何らかの理由によって、評価方法が寛大になっている、というこ…
何もかけないで、食べた方が美味いものに、美食家は、取り敢えず、理屈を振りかけてしまう。 美食家の味のたとえは、たいがい、仲間内で、使い回していたものである。 ある美食家は言う。「この果実は、太陽の味がする」と。それは、焦げ臭いという意味だろ…
人が死にたくないと思うのは、生きがいがあるからではない。死が恐ろしいからである。 生きがいとは、人生に絶望(自殺)したくない人間の、ゴマカシである。 生きがいとは、生活に退屈したくない人間の、コジツケである。 生きがいについて考えるのも、死に…
バレない嘘を、つき続けることが出来る人間は、天才である。 バレる嘘を、つき続けることが出来る人間は、体力も、精神力もある。 バレない嘘をついた時こそ、良心と闘うべきである。 どんな種類の嘘をつく傾向があるかで、その人間の性格が分かる。 嘘は、…
病気だと気付かなければ、それは健康と一緒である。少なくとも、今は・・・。 人は病気が長引くと、死にたくなる。しかし、実際のところ、思うばかりで、実行には移さない。 病気の時は、健康しか求めていなかった者たちが、健康になると、あれもこれも、求…
心に、不満ばかり、溜まっていく者は、たいがい、他者への感謝が足りない者である。 心に、不満ばかり、溜まっていく者は、たいがい、孤独な状況に陥っている者である。 心に、不満ばかり、溜まっていく者は、たいがい、知性の欠落している者である。 不満が…
世界中の誰もが、称賛すべきことをして、有名になった人物さえも、とどのつまり、ただの人間に過ぎない。 一芸で、有名になった人物は、人間として、何かが、欠落している者が多い。あるいは、何もかもが、欠落している者が多い。 一芸で有名になった人物は…
貴方に、仕事があるということは、世の中の誰かが、貴方を、必要としている、ということである。 貴方に、仕事がないということは、世の中の誰かが、貴方を、必要としているにも関わらず、探し出せていない、ということである。 仕事は、人生そのものではな…
神が退屈だから、人間に戦争をさせるのではない。人間の方が、神を呼び出したいから、戦争をするのである。 戦争とは、この世で最も、派手で醜い、祭りのことである。 理論上、戦争を肯定するより、否定する方が、簡単だが・・・世の中、理屈じゃないから、…
心の痛みは、自分で何とか出来るが、体の痛みは、自分では、どうにも出来ない。 心の痛みも、体の痛みも、死ねば、きっと、解決するだろう。 永遠の痛みなんてない、人生には、死があるから。 もし、死に痛みがともなうならば、人は、もっと、懸命に生きるだ…
優しさとは、手伝うことでも、励ますことでも、与えることでもなく、相手を理解しようとする心である。 優しさについて、きちんと、考えたことのない人ほど、世間的には、優しい人で通っている。 他者と、失礼がないように交際しようと、心掛けている者は、…
絶対的な美など、存在しないし、相対的な美など、各個人の好みの前では、無力である。 もし、あなたが、世にも珍しい、驚くべき、酷い顔面をしていたとしても、自分自身が気に入っているのなら、他人の嘲笑など、気にする必要はない。 もし、あなたが、世に…