2017-01-01から1年間の記事一覧
別に、これといった魅力なんてなくとも、恋も出来るし、結婚も出来る。それは、人類の歴史が証明している。 もっと、自分を、魅力的にしたい者は、他人のことを研究するより、自分のことを研究するべきである。 どんなに魅力的な人物でも、百人中百人に、「…
青春とは、若さゆえの特権ではなく、力があり余っている人間の、特権である。 自分を見失っている者ほど、青春を謳歌する、資格がある。 青春とは、恥をかくのが、楽しくなる時期のことである。 青春とは、明らかな時間の無駄を、全く、気にしない時期のこと…
自尊心のない者は、自尊心のある者を責めない。しかし、自尊心のある者は、自尊心のない者を、やたらと責めたがる。 自尊心の問題というものは、結局、誰からも、馬鹿にされたくないという、問題に過ぎない。 自尊心を誇示したい者は、その辺にいる皮肉屋た…
本妻に嫉妬する愛人は、図々しい。愛人に嫉妬する本妻は、夫を信用していないか、自分に自信がない。 女の嫉妬は、恋愛から、男の嫉妬は、仕事から、生まれることが多い。 嫉妬を全くしない人間は、よほどの好人物か、よほど、思い上がった人物である。 友人…
子育てで、何より大切なことは、その子供のために、親が、祈り続けることである。 親はなくとも、子は育つ。しかし、子のいない大人は、子のいる大人と比べて、成長する機会を失う。 子供の教育に、暴力を用いることは間違っている。しかし、残念ながら、間…
女の権力者は、同じ女から、嫌われている。男にも、好かれていない。ゆえに、お世辞を言われると、やたらと喜ぶ。 子供に権力を持たせると、無邪気さと、残酷さが、似たりよったりだと、よく分かる。 誰も、狂人を権力者にしたりしない。権力が、その人を、…
景気が良ければ、ゴミでも売れる。景気が悪ければ、ゴミでも拾う。 世の中の景気は、自然と同じであって、人間の意志で、どうにか出来ると思うのは、間違いである。 ケチな金持ちが増えたら、世の中は、不景気になる。最良の景気対策は、ケチな金持ちを唆し…
悩みの多い人間は、知的ではない。悩みのないことこそ、知性の裏返しかも知れない。 悩みなんて忘れろ、と言われても、忘れることは、覚えることより、難しい。 所詮、誰かに話せる悩みなんて、どこか、自慢げですらある。 悩み相談の上手な者、たいがい、お…
大半の愛人は、略奪愛を狙っている訳ではない。好きな男の妻との、分割愛を望んでいる。 妻は、愛人に勝ちたがる。愛人は、引き分けでも構わない、と思っているのに・・・。 憂鬱な愛人の顔は、美しい。お気楽な妻の顔よりも、ずっと・・・。 妻は、愛人に「…
新しい名言など、存在しない。全ての名言は、誰かの使い古しに過ぎない。 Aという国で生まれた名言は、どうせ、Bという国でも、Cという国でも、別の誰かが言っている。 誰だって、長い人生の中で、一度や二度は、名言を吐いている。ただし、誰も覚えては…
ただの結果論に過ぎない、成功者の言葉を、長時間、聞いていられる者は、きっと、成功しない。 全てのチャンスは、一度切りである。二度目のチャンスは、別のチャンスでしかないから。 成功への道標とは、小さい目標を、いくつも持つ、ということである。 あ…
世間体を気にするということは、他人の嫉妬を気にすることと、同じことである。 迷走する者、世間体の奴隷。 世間体など、大事ではない。大事なのは、世間体を気にしているように、見せることである。 世間の代弁者と言われる人は、たいがい、自薦でやってい…
他人の夢が叶った話は、他人が寝て見る夢と同じように、聞きたくもない。 夢を叶えた人間の話を聞いても、大して羨ましく感じないのは、その夢が、自らの夢とは、別のものだからである。 他人の夢を聞くのが好きな者は、自分の夢は、語りたがらない者が多い…
愚かな近隣諸国との交際より、優先されるべきは、優れた遠国との交際である。 外国は、貿易相手であり、観光地に過ぎない。外国に、それ以上のものを求めることは、外交的失敗のもとである。 ある国が、ある外国の動向ばかりを気にするのは、その国を尊敬す…
面白い本とは、読んで、記憶に残るものというよりは、読んでいる時、今を忘れさせてくれるものである。 良い本と出会いたかったら、その何倍も、悪い本との出会いをしなければならない。 一冊の良書は、百人とのお喋りにも勝る。 良い本は、何度、読み返して…
不倫をしている者に対して、過剰に責めたがる者は、不倫をするより、不幸な結婚をしている者かも知れない。 モテる人間が、不倫を批判しても、説得力がない。モテない人間が、不倫を批判しても、やっかみでしかない。 モテない人間の不倫には、金がかかる。…
夫婦とは、あらゆる秘密を共有する関係である。妻が夫の浮気を許せないのは、その秘密が、自分以外の女に、漏れた気分になるからである。 また、それゆえ、妻が容認する愛人とは、一緒に秘密を共有出来ると感じた者に限られる。 一流の悪女は、ちゃんと男と…
人生に意味があるとしたら、それは、こじつけでしかなく、意味がないとするのも、こじつけでしかない。 命懸けの人生と聞くと格好良いが、よく考えてみると、誰の人生であっても、死ぬ前までの行為は、全て、命懸けである。 人生の転換期は、予言出来るもの…
国家は、極めて合理的な装置・機能であって、自分の意思を持っていない。 大きな集団でありながら、国家という装置・機能を活用しない集団は、山賊や海賊と変わらない、ならず者である。 国家は、全く機械的である。燃料になっているのは、予算であり、それ…
男女平等以前に、あらゆる人間関係の中で、全く対等な関係性なんて、存在しない。 男女平等の推進は、双方の偶像性の破壊を伴い、男女ともに、損したり、得したりの話である。 男らしさも、女らしさも、イメージ先行の定義モドキに過ぎない。 男になりたがる…
道徳は、自由の邪魔である。そう聞いて、納得した者は、空想的自由を求めている者であって、現実的自由を知る者ではない。 誰だって、頭の中は自由である。ゆえに、他人に知られたくないことばかり、考えている。 どんな自由が欲しい?と、訊かれて、すぐに…
絵画の限界。海の絵なんて、退屈である。本物の海は、いつまで眺めていても、飽きない。 肖像画も宗教画も、ただのフィクションである。しかし、大衆の多くは、ありのままを信じている。 良い音楽は、決まって、どこか哀しい。表面的には、明るく楽しく聴こ…
国家は、世の中の富の分配機能として重要である。しかし、国家を牛耳る者たちは、誰も、その重要性に気付いていない。 国家の経済の建て直しに必要なことは、まず、目先の利益にとらわれてばかりいる有力者を、説得することである。 国家が、外国や、富裕な…
死後の世界というものが、天国や地獄であって欲しくない。無の世界であって欲しいとも、思わない。この世の延長のようで、あって欲しい。 もし、私の寿命が三ヶ月だったとしても、特にやることは変わらないだろう。ただ、暇があったら、何か思索しているだけ…